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「車椅子」とひとことで言っても、自走式・介助式・電動式など種類はさまざまで、いざ選ぼうとすると「結局どれを選べばいいのか」と迷ってしまう方は多いのではないでしょうか。
さらに介護保険でレンタルできる車椅子は種類が限定されているなど、知っておくべきポイントはたくさんあります。
この記事では、車椅子の種類をまず早見表で整理したうえで、駆動方式・JIS規格・介護保険のレンタル条件・サイズ選び・レンタルと購入の違いまで、順を追って解説します。なお、効能・効果を保証するものではなく、実際の選定にあたってはケアマネジャーや福祉用具専門相談員への相談を前提とした情報整理としてお読みください。
この記事でわかること
- 自走式・介助式・電動式・モジュール型という駆動方式による分類と、JIS T9201が定める4区分の違い
- 介護保険でレンタルできる車椅子の対象種目と、要介護度による条件・軽度者への例外給付の仕組み
- 座幅を中心としたサイズ選びの基準と、サイズが合わないことで起こりうるリスク
- レンタルと購入それぞれのメリット・注意点と、選ぶための相談先の活用方法
車椅子の種類の早見表

まずは車椅子の主なタイプを一覧表で整理していきます。
細かい違いは次章以降で解説するので、ここでは「自分(または家族)がどのタイプに近いか」を大まかにつかむための判断基準として使ってください。
早見表|自走式・介助式・電動・モジュール型の違い
| タイプ | 動かし方 | 向いている方 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 自走式 | 大きな後輪に付いたハンドリムを本人が手でこぐ(片手・片足でこぐ方もいる) | 腕の力や握力がある程度ある方 | 自分のペースで屋内外を移動しやすい |
| 介助式 | 介助者が後ろのハンドルを押す(後輪が小さく、ハンドリムがない) | 腕の力が弱い方、介助が前提の方 | 小さく軽いモデルが多い |
| 電動式(本人操作) | 本人がジョイスティックなどで操作 | 自分でこぐのは難しいが、操作の判断はできる方 | 長い距離や坂道も、自分のペースで移動できる |
| 電動式(介助用) | 介助者が操作する。押す力をモーターが補助するアシスト式と、スイッチで走る式がある | 介助者の押す負担を減らしたい場面 | 坂道や長い距離でも介助者が楽になる |
※この表は「誰が・どうやって動かすか」で分けたものです。後で紹介するJIS規格の分類(標準形か座位変換形か)や、モジュール型かどうかは別の分け方で、たとえば「自走式のモジュール型」「介助式のリクライニング型」のように組み合わせて考えます。
3つの質問で大まかに絞り込む
早見表で全体像をつかんだら、次の3つの質問で候補を絞り込めます。「標準形」「座位変換形」「モジュール型」といった言葉は、この後の章で詳しく解説します。
| ステップ | 確認すること | 選択肢の目安 |
|---|---|---|
| STEP1 誰が動かす? | 本人が腕でこげる | 自走式 |
| 本人がこぐのは難しいが、操作の判断はできる | 電動式(自操用) | |
| 介助者が押す | 介助式(坂道・長距離が多ければ電動式〈介助用〉) | |
| STEP2 姿勢は保てる? | 座った姿勢を自分で保てる | 標準形 |
| 姿勢が崩れやすい、床ずれが心配 | 座位変換形(ティルト・リクライニング) | |
| STEP3 体格は標準サイズに合う? | 合う | 既製品 |
| 合わない、細かく調整したい | モジュール型 |

うちの父、最近ちょっと物忘れが増えてきたんだけど、腕の力はまだあるんだよね。こういう場合、自走式と電動、どっちを考えればいい?

腕の力があっても、状況判断や周囲への注意力に不安がある場合、特に電動の自操用はブレーキ操作や進路判断が本人任せになるぶん、すすめにくいケースが多いんだよ。
まずは介助式や、見守りがある環境での自走式から試してみて、福祉用具専門相談員に実際の判断力もあわせて見てもらうと安心だよ。
駆動方式による車椅子の分類

車椅子は「誰がどう操作するか」という駆動方式の観点から、大きく自走式・介助式・電動式の3つに分けられます。
自走式と介助式のどちらにするかは、車椅子選びで迷う自走式と介助式の違いを解説でくわしく比べています。
自走式の特徴
自走式は、大きな後輪の外側に付いた輪(ハンドリム)を本人が手で回して、前後に進んだり向きを変えたりするタイプです。
腕の力や握力がある程度ある方に向いていて、自分のペースで好きなときに動けるのが大きな利点です。
また、片まひの方などは、まひのない側の手と足を使って自走することもあります。
ただし、次のような場合は負担が大きくなることがあります。
- 両腕に力が入りにくい方や、体力が落ちている方が長い時間こぐ場合
- 屋外の坂道・段差・砂利道などを進む場合
なお、自走式にもたいてい介助者用のハンドルが付いているので、疲れたときや坂道では押してもらうこともできます。
介助式の特徴
介助式は、後輪が小さくハンドリムが付いていないタイプで、介助者が後ろの手押しハンドルを握って動かします。
本人の腕の力を使わないので、腕に力が入りにくい方や、疲れやすい方でも使えるのが特徴です。
また、後輪が小さいぶん車体を小さく軽くしやすく、室内での小回りや、車への積み下ろしのしやすさを重視したモデルが多くあります。手押しハンドルに介助者用のブレーキが付いているモデルも多いです。
ただし、次の点に注意が必要です。
- 後輪が小さいため段差や砂利道に弱く、坂道では介助者の負担が大きくなる
- 介助者が付き添う前提のつくりなので、本人だけでは移動できない
電動式の特徴
電動車椅子は、誰が操作するかによって「自操用(本人が操作)」と「介助用(介助者が操作)」の2つに分けられます。
自操用
本人がジョイスティックなどで操作するタイプです。自分でこぐのが難しい方でも、自分の意思とペースで移動できます。長い距離や坂道も楽に進めます。
介助用
介助者が操作するタイプで、主に次の2種類があります。
- アシスト式:介助者が押す力をモーターが補助する
- 介助者操作式:介助者が手元のスイッチで走らせる
ただし、電動式には次のような注意点もあります。
- 車体が重く、車に積むのが大変なことがある
- バッテリーの充電・管理が必要
- 自操用は、周りの安全を確認しながら操作できる判断力が必要
なお、電動車椅子は介護保険でレンタルできます。ジョイスティック式だけでなく、ハンドルで操作する電動カートも対象です。どんな製品が対象になるかは、次の章で詳しく解説します。
JIS規格による車椅子の分類

車椅子には、日本の工業製品の規格(JIS:日本産業規格)で決められた分類もあります。カタログや専門職の説明で出てくる「標準形」「座位変換形」という言葉は、この分類から来ています。
- 標準形:背もたれや座面の角度が変わらない、基本的なつくりの車椅子
- 座位変換形:リクライニング(背もたれが倒れる)やティルト(座面ごと傾く)で、座る姿勢を変えられる車椅子
※JISでは「標準形」、介護保険では「標準型」と、漢字が違うので注意しましょう。
JIS T9201が定める4区分
手動車椅子のJIS規格「JIS T9201」(2016年改正版)では、次の2つの軸を組み合わせて、車椅子を4つに分けています。
- 自走用か、介助用か:自分でこぐか、押してもらうか
- 標準形か、座位変換形か:背もたれや座面の角度を変えられるか
| 車椅子のタイプ | 標準形(角度が変わらない) | 座位変換形(角度が変えられる) |
|---|---|---|
| 自走用(自分でこぐ) | 自走用標準形 | 自走用座位変換形 |
| 介助用(押してもらう) | 介助用標準形 | 介助用座位変換形 |
たとえば「自走用標準形」は、後輪に手でこぐための輪(ハンドリム)が付いていて、背もたれや座面の角度は変わらない、いちばん基本的な車椅子です。リクライニング(背もたれが倒れる)やティルト(座面ごと傾く)ができるものは「座位変換形」に入ります。
座位変換形(ティルト・リクライニング)の特徴
座位変換形は、座る姿勢の角度を変えられる車椅子です。JISの区分では自走用・介助用の両方にありますが、実際には介助用が多くなっています。
角度を変える仕組みには、主に次の2つがあります。
| 仕組み | 動き方 | 特徴 |
|---|---|---|
| リクライニング | 背もたれだけを後ろに倒す | 体を大きく倒して休める。一方で、倒したり戻したりするときに背中がこすれたり、体が前にずり落ちたりしやすい |
| ティルト | 座面と背もたれの角度はそのままで、座席ごと後ろに傾ける | 足の付け根やひざの角度が変わらないので、体がずり落ちにくく、皮膚がこすれたり引っぱられたりしにくい |
両方の機能を備えた「ティルト・リクライニング型」もあります。
向いている方
- 胴体を自分で支えるのが難しく、座っていると姿勢が崩れやすい方
- 長い時間座っていて、床ずれ(褥瘡)の予防が必要な方
注意点
車体が大きく重くなりやすく、室内での小回りや車への積み込みがしにくい
モジュール型車椅子の特徴と対象者

既製品の標準サイズでは体格に合わないご利用者に対しての選択肢として、パーツを組み替えて調整できる「モジュール型(モジュラー型)」があります。
既製服と完全なオーダーメイドの中間にあたる、半オーダーのような存在と考えるとイメージしやすいでしょう。
調整できるパーツと範囲
モジュール型車椅子は、部品を組み替えたり調整したりして、使う人の体に合わせられる車椅子です。
調整できるのは、主に次のような部分です(どこまで調整できるかは機種によって違います)。
- シートの幅・奥行き・高さ
- 背もたれ(バックサポート)の角度
- 肘かけ(アームサポート)の高さ
フレームはそのままで、必要な部分だけを付け替えられるのが特徴です。
- 既製品と比べて:一人ひとりの体により近く合わせられる
- オーダーメイド(一台ずつ一から作るタイプ)と比べて:早く手に入り、費用も抑えられる
また、体の状態が変わっても調整し直して使い続けられるため、介護保険のレンタルで扱われている機種もあります。
向いている利用者・利用場面
モジュール型が向いているのは、主に次のような場面です。
- 体格が標準サイズに合わない場合
身長や体格が既製品の標準サイズ(座幅38・40・42cm前後など、後述)から外れていて、窮屈すぎたり、すき間ができたりする場合です。 - 姿勢が崩れやすい場合
座っていると体が横に傾いたり、前にずり落ちたりする方は、座面や背もたれを細かく調整することで姿勢を安定させやすくなります。 - 施設で複数の利用者が使う場合
施設や事業所で利用者が入れ替わるときも、シートの幅や奥行きを調整し直せるため、1台を別の方に合わせて使える場合があります。
介護保険でレンタルできる車椅子の種類

介護保険でレンタルできる福祉用具(福祉用具貸与)は全部で13種目あり、「車いす」と「車いす付属品」はそれぞれその1つです。
同じ車椅子でも、タイプや機能によってレンタル料金や向いている方が大きく変わります。
貸与対象となる3種目
介護保険でレンタルできる車椅子は、「自走用(自分でこぐ)」「介助用(押してもらう)」「電動」の3種類に分けられています。
リクライニングやティルト、肘かけが跳ね上がる多機能タイプなども、この3種類のどれかに含まれるので、ほとんどの車椅子がレンタルできます。
また、クッション・テーブル・電動アシスト装置など、車椅子と一緒に使う付属品もレンタルの対象です。
対象となる要介護度の条件
「車いす」「車いす付属品」のレンタルは、原則として要介護2以上の方が対象です。要支援1・2と要介護1の方(いわゆる「軽度者」)は、原則として対象外です。
このルールは車椅子だけでなく、介護用ベッドや床ずれ防止用具など、ほかのいくつかの福祉用具にも共通しています。
ただし、あくまで「原則」なので、条件を満たせば軽度者でもレンタルできる場合があります。どんなときに例外になるのかは、次で詳しく説明します。
車椅子以外も含めた13品目の要介護度の条件は「介護保険でレンタルできる福祉用具13品目|要介護度別の早見表」で一覧にしています。
軽度者に対する例外給付
要支援1・2や要介護1の方でも、条件に当てはまれば「例外給付」として車椅子をレンタルできます。
車椅子の場合、主に次の3つのルートがあります。
- 認定調査で「歩けない」とされている場合
要介護認定の調査で、「歩行」の項目が「できない」となっていれば対象です。 - 生活の中で移動の支援が特に必要な場合
家の中は歩けても、買い物や通院の場所までは歩けない、といったケースです。主治医の意見やサービス担当者会議での話し合いをもとに、ケアマネジャーが判断します。 - 医師が必要と判断した場合
病気などで状態が日によって変わりやすい、急に悪くなるおそれがある、といった場合です。医師の意見とサービス担当者会議での検討をもとに、市区町村の確認を受けて利用できます。
手続きの細かいやり方は市区町村によって違います。「うちは当てはまるかも」と思ったら、自分で判断せずに、早めに担当のケアマネジャーに相談しましょう。

例外給付が認められるかどうか、申請してからどのくらいで結果が出るんだろう?今すぐ車椅子が必要な時ってあるよね…

申請には主治医意見書やサービス担当者会議が必要なので、即日で結果が出るものではなく、ある程度の日数がかかることが多いよ。
急いでいる場合は、結果を待つ間だけ介護保険を使わない自費レンタルで一時的にしのぎ、例外給付が認められたタイミングで切り替える、という進め方をケアマネジャーに相談してみるといいよ。
車椅子のサイズ選びの基準

車椅子は靴と同じで、サイズが合っていないと使いにくいだけでなく、体にも負担がかかります。
- 大きすぎる場合:体が左右に傾いたり、前にずり落ちたりしやすい
- 小さすぎる場合:お尻や太ももが圧迫されて痛くなり、床ずれの原因にもなる
座幅の目安と測り方
ここでは、サイズ選びの中でも特に大切な「座幅」を中心に、選び方の目安を整理します。(座面の奥行きや高さについても、あわせて簡単に紹介します)
目安
座幅は「お尻の幅+3〜5cm」が目安です。座ったとき、お尻と座面の横の板(サイドガード)のすき間に、左右それぞれ手のひらが1枚入るくらいの余裕があればちょうど良いサイズです。
既製品では、座幅38cm・40cm・42cm前後のサイズがよく使われています。
測り方
- いすに深く座り、背すじを伸ばす
- お尻のいちばん幅が広い部分を、横からまっすぐ測る
- 測った数字に3〜5cmを足す
服の厚みや座り方で数字は変わりやすいので、できれば福祉用具専門相談員など専門の人に立ち会ってもらいましょう。
選ぶときの注意
- 車椅子全体の幅は座幅より広くなるので、家のドアや廊下を通れるかも確認する
- 自走式の場合、座幅が広すぎるとハンドリムが遠くなり、こぐときに腕や肩の負担が大きくなる
- 冬の厚着も考えて、少し余裕を持たせる
サイズが合わない場合のリスク
座幅が広すぎる場合
- 自走式では、腕を大きく外に広げないとハンドリムに届かず、こぎにくい
- 体が左右にぐらつき、姿勢が崩れやすい
座幅が狭すぎる場合
- お尻や太ももが横の板(サイドガード)に当たって圧迫される
- 長く座っていると、痛みや皮膚のトラブル、床ずれの原因になる
座幅以外にも確認したい寸法
| 寸法 | 合っていないと起きること |
|---|---|
| 座面の奥行き | 深すぎるとひざの裏が当たり、浅く座ってずり落ちやすい。浅すぎると太ももを支えきれず、お尻に体重が集中する |
| 座面の高さ | 高すぎると足が床に届かず、足でこぐことができない。テーブルにも入りにくい |
| 足台(フットサポート)の高さ | 高すぎると太ももが浮いてお尻に体重が集中する。低すぎると足が乗らず、太ももの裏が圧迫される |
このように、座幅だけでなく複数の寸法をあわせて確認することが大切です。
それぞれの寸法を測る手順は、車椅子のサイズの測り方|シート幅・座面高の基準で、採寸図を使って説明しています。

実際に採寸しようとしたら、本人がうまく座位を保てなくて、なかなか正確に測れないんだよね。

座位が不安定な方は、ご自宅で無理に採寸しようとせず、福祉用具専門相談員やリハビリ職に来てもらって測るのが確実だよ。
それと、冬場に厚着のまま測ると実際より大きめの数値になりやすいので、普段の室内での服装に近い状態で測るのもポイントだね。
レンタルと購入の比較

2024年4月から、固定用スロープ・歩行器(歩行車を除く)・杖の一部は、レンタルか購入かを選べるようになりました(選択制)。ただし、車椅子はこの選択制の対象ではありません。
また、車椅子は介護保険での購入の対象でもないため、買う場合は全額自己負担になります。
福祉用具全般のレンタルと購入の違いは、福祉用具はレンタルと購入どっちがいい?違いを解説でも詳しくまとめています。
レンタルと購入比較表
| 判断項目 | レンタル | 購入 |
|---|---|---|
| 費用 | 月々の料金(介護保険なら1〜3割負担。所得によって異なる) | 全額自己負担でまとめて支払う |
| 体の変化への対応 | 合わなくなったら別のタイプに替えやすい | 買い替えが必要 |
| 故障・修理 | 業者が対応してくれることが多い | 自分で手配する |
| 注意点 | 長く使うと、合計金額が購入より高くなることもある | 体の状態が変わると合わなくなる |
購入が向いているケース
- 体の状態が長く変わらず、同じ車椅子を使い続けられそうな場合
- 要介護度の条件や例外給付に当てはまらず、介護保険でレンタルできない場合
- 体に合わせて作るオーダーメイドの車椅子を、自分専用に使いたい場合
※身体障害者手帳をお持ちの方は、「補装具費の支給」で車椅子の費用の補助を受けられる場合があります。市区町村の窓口で確認してみましょう。
どのタイプ・サイズを選べばよいか迷ったら、ケアマネジャーや福祉用具専門相談員に相談しながら比べてみましょう。
背張り調整機能つき:ネクストコアシリーズ
背もたれの張りを調整できる機能がついた車椅子です。姿勢に合わせた調整が必要かどうかは、福祉用具専門相談員に相談しながら検討してください。
車椅子選びの相談先

ここまで見てきたように、車椅子選びには、動かし方・つくり・介護保険の条件・サイズなど、いくつものポイントがあります。すべてを自分で判断しようとせず、専門職に相談しながら選ぶのが、結果的にいちばんの近道です。
ケアマネジャー・福祉用具専門相談員への相談
まずは、今の状況に合わせて次の窓口に相談しましょう。
| 状況 | 相談先 |
|---|---|
| 要介護1〜5の認定を受けている | 担当のケアマネジャー |
| 要支援1・2の認定を受けている | 地域包括支援センター |
| まだ認定を受けていない | 地域包括支援センター、または市区町村の介護保険の窓口 |
ケアマネジャーは、生活全体の様子を見ながら、介護保険でレンタルできるかを確認し、ケアプランに組み込んでくれます。
福祉用具専門相談員は、体の状態や家の環境、使う場面に合わせて、タイプやサイズなど具体的な車椅子を選んでくれる専門職です。
特に、背中が丸くなっている(円背)方や床ずれが心配な方は、ティルト・リクライニング型やモジュール型が必要かどうかを、専門職に見てもらうことが大切です。病院やリハビリ施設に通っている場合は、理学療法士・作業療法士に相談できることもあります。
一般的には、まずケアマネジャーに相談し、そこから福祉用具専門相談員につないでもらう流れになります。
試乗・お試しレンタルの活用
車椅子は、実際に座って動かしてみないと、サイズ感や乗り心地、押しやすさがわかりにくい福祉用具です。多くのレンタル事業者では、契約の前に試乗や短い期間のお試しレンタルができます。
試すときは、次の点を確認してみましょう。
- 座ったときに窮屈すぎたり、すき間が大きすぎたりしないか
- 自分でこぐ場合、ハンドリムに楽に手が届くか
- 介助者が押しやすく、ブレーキをかけやすいか
- 家の廊下やドア、トイレの前を通れるか
使い始めてから合わないと感じたときや、体の状態が変わったときも、レンタルなら福祉用具専門相談員に相談して、別のタイプやサイズに替えられます。この「あとから変えられる」点こそが、レンタルの大きな安心材料です。

今度ケアマネジャーさんに相談するんだけど、何か準備しておいたほうがいいものってある?

そうだね、自宅の廊下や玄関の幅がわかる写真やメジャーでの計測値、それから普段どんな場面で移動に困っているかのメモがあると、話がスムーズに進むかな。
あと『車椅子は一度決めたら変えられない』と思い込んでいる方も多いけど、レンタルなら状況が変わっても相談しながら見直せるから、その点は気負わず相談して大丈夫だよ。
車椅子の種類の選び方|目的・体の状態からの絞り込み

冒頭の「3つの質問」で大まかな方向性が見えたら、次の2つの視点でもう一段具体的に絞り込んでいきます。
利用者本人の身体状況から絞り込む
まず、上肢の力や握力がどの程度保たれているかによって、自走式か、介助式・電動式かの方向性が分かれます。
次に、体幹を自分で支えられるか、座った姿勢が崩れやすいかによって、標準形で十分か、ティルト・リクライニングなどの座位変換形を検討すべきかが変わってきます。
さらに、円背の傾向がある場合や、皮膚が弱く床ずれのリスクが心配な場合は、座位変換形やモジュール型が選択肢に入りやすくなります。座位変換形は角度の調整で、モジュール型は体に合わせた細かな調整で、体圧を分散しやすくなるためです。
これらはいずれも医学的な評価が関わる部分のため、最終的な判断は専門職と相談しながら進めることが前提になります。
利用シーン・介助者の有無から絞り込む
次に、どんな場面で使うかという視点です。
屋外での長距離移動や、坂道の多い地域での利用が中心であれば、介助者の負担を軽くできる電動式(介助用)や、本人のペースで移動できる電動式(自操用)が候補になります。
日常的に介助者が付き添える環境であれば介助式、本人が一人で外出する機会が多いのであれば自走式や電動式(自操用)が現実的な選択肢になるでしょう。また、施設などで一台を複数の利用者が入れ替わりで使う場合は、パーツ単位で調整しやすいモジュール型が向いています。
身体状況と利用シーンの両方を照らし合わせたうえで、最終的にはケアマネジャーや福祉用具専門相談員と一緒に絞り込んでいくことをおすすめします。
・車椅子は、誰がどう動かすかによって自走式・介助式・電動式(自操用/介助用)に分かれる。手動車椅子はJIS T9201で「自走用・介助用」×「標準形・座位変換形」の4区分に整理される
・モジュール型はパーツ単位で調整でき、体格が標準から外れる方や、施設で複数人が共有する場面に向いている
・介護保険でレンタルできる車椅子は「自走用標準型」「普通型電動」「介助用標準型」の3種目(リクライニング型なども含む)で、車いす付属品も対象。原則要介護2以上だが、軽度者には例外給付の仕組みもある
・サイズ選びは座幅(お尻の幅+3〜5cm程度)が基本の目安で、合わないと操作性の低下や皮膚トラブルにつながる
・車椅子はレンタル・購入の選択制の対象外で、購入する場合は全額自己負担。身体状況の変化や使用期間の見込みに応じて選ぶことが大切
・最終的な選定はケアマネジャーや福祉用具専門相談員に相談しながら、試乗やお試しレンタルも活用して進めるのがおすすめ
購入を検討している方は、定番モデルの価格や仕様もあわせてチェックしてみてください。
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福祉用具はレンタルと購入どっちがいい?違いを解説

車椅子のサイズの測り方|シート幅・座面高の基準

高齢者の靴の選び方|転倒予防を意識したチェックポイント

本記事は現場での経験や公的資料をもとに作成していますが、内容は個人の見解であり、効果・効能を保証するものではありません。医療的なご判断が必要な場合は、必ず専門職にご相談ください。なお、本記事はAIで下書きを作成したうえで、運営者が加筆・確認しています。


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