福祉用具専門相談員の仕事って?新人相談員の体験談解説

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ブログ主であるススムは6月から福祉用具専門相談員という仕事を始めました。入社前は「車椅子やベッドを売る仕事」くらいにしか思っていませんでした。ですが実際の現場では、利用者の身体状況・住環境・家族の不安まで見ながら、生活そのものに関わる判断をしている仕事です。

最初の3か月は、いろんな情報の量に圧倒されながらも、少しずつ現場の流れを掴んでいきました。今回は、未経験から始めた私の最初の3か月を振り返りながら、福祉用具専門相談員の仕事の本質と、最初に戸惑うポイントをお伝えします。

この記事でわかること

  • 福祉用具専門相談員が実際に行っている仕事の内容(用具の選定から申請・フォローまで)
  • 未経験からのスタートで戸惑いやすいポイント(専門用語・制度理解・営業未経験ならではの大変さ)
  • 3か月かけて少しずつ身についたこと
  • この仕事に向いている人の特徴

福祉用具専門相談員の仕事内容

福祉用具と生活環境を見ながら相談する福祉用具専門相談員のイラスト

入社前は「福祉用具って、車椅子やベッドを売る仕事なのかな」と思っていましたが、実際の現場では全然違いました。

福祉用具専門相談員は、利用者の生活を支えるために、福祉用具の選定や提案、申請手続き代行、設置後のフォローまでを担う仕事です。

単に商品を紹介して終わりではなく、本人の身体機能や生活環境、家族の負担感を踏まえて、どのような支えが必要なのかを一緒に考える役割があります。

利用者の身体状況や住環境、動線、介助のしやすさまで見て、最適な用具を選ぶ仕事です。ベッドや手すりが、利用者の転倒防止や自立につながるため、ただの物の販売ではなく、生活そのものに関わる責任のある仕事だと実感しました。

未経験から始めたときに思ったこと

最初に一番驚いたのは、覚えることの多さです。

私自身、ブランクはありますが介護福祉士としての仕事経験があったので、ある程度は理解しているつもりでした。

ですが、福祉用具専門相談員では褥瘡や体位変換などの介護用語や介護技術だけでなく、福祉用具や介護保険の幅広い知識を学ぶ必要がありました。

車椅子や歩行器、手すり、ベッドなど、同じ品目だけでも種類が想像以上に多く、最初は「これ全部覚えないといけないの?」と不安になりました。用途や機能がそれぞれ違い、同じような名前でも細かな違いがあるため、最初のうちは覚える量が多すぎて混乱しました。

例えば、車椅子には自走式・介助式、標準型、多機能型、ティルトリクライニングなど、使い方によって選ぶべき条件が変わります。そのため、最初は「福祉用具の種類の多さ」に圧倒されると同時に、どこまで理解しておけばいいのかという不安も大きかったです。

それも先輩の説明や、現場で実際に使う姿を見ながら少しずつ分かるようになっていきました。覚えることが多いと言っても、カタログを見ながら探すので福祉用具全種類の名前を丸暗記する必要はなく、実際に現場で触れ、使い方を体感し、利用者に合う選び方のパターンを考えることで、少しずつ解消されていきました。

ミライ
ミライ

福祉用具って、たしかに種類が多いし、覚える量も多いよね。最初は「全部覚えられるのかな」って思った。

ススム
ススム

そうだよね。最初は全部が新しい情報で、頭がパンクしそうになる。けど、現場で使う姿を見ると、だんだん「どれが何の役割か」が見えてくるんだよ。

最初の3か月で覚えた業務の流れ

相談員の業務の流れを示す生活場面と作業のイメージ

福祉用具専門相談員の仕事は、基本的に次のような流れで進みます。最初の3か月は、先輩の同行を通して、全体の流れを押さえることが最重要でした。

  • 営業・情報収集(インテーク):居宅介護支援事業所や地域包括支援センターに案件を紹介してもらう。
  • アセスメント・用具選定:利用者宅を訪問し、本人の身体機能や住環境、介助の負担を確認して適切な用具を選ぶ。
  • 福祉用具サービス計画書の作成:ケアマネが作成するケアプラン(介護サービス計画書のようなもの)をもとに、なぜその機種を選んだのか、利用目標、使用上の留意点を記録する。
  • 納品・設置・適合確認:用具の搬入や高さ・幅の調整、動作確認と使い方の説明を行う。
  • 契約・申請手続き:契約書の説明、自治体への申請を行う。
  • 定期モニタリング・メンテナンス:契約後も定期的に使い方や生活状況の変化を確認して調整する。
  • 日々の事務・入出金管理:訪問記録、計画書、モニタリングシートの作成、集金、領収書発行、月ごとの販売計画報告。

営業未経験だったのもあり、この流れを最初に覚えるのが一番大変でした。仕事の全体像が見えてくるまでに時間がかかり、特に「書類や申請の流れ」「営業未経験ならではのマナー」「契約や集金の場面」には、かなり頭を使いました。

現場で最初に学んだこと

利用者の生活や家族の不安を見ながら福祉用具を選ぶ場面

用具の選定と説明の難しさ

福祉用具の選定は、見た目や機能だけで決めるものではありません。

たとえば車椅子やベッドは、利用者の体格や家の間取り、介助のしやすさを踏まえて選ぶことが重要です。

また、福祉用具の説明も注意が必要です。専門用語をそのまま伝えても、利用者や家族にはなかなか伝わりません。

大切なのは、「どんな生活の場面で便利になるのか」「どんな負担が減るのか」を、生活の言葉で伝えることです。そのため、私は最初のうち、説明の言い回しにかなり苦戦しました。

家族の不安にどう向き合うか

福祉用具の説明では、機能の説明だけではなく、ご利用者、ご家族の不安を和らげることも大切です。

たとえば、天井突っ張り型の手すり(現場では「ベスポジ」と呼ばれています)を紹介するときには、ご家族から「うちの天井だと抜けるのでは?」という不安を伝えられることがあります。

そのときに大事なのは、技術的に正確に説明することです。「固定力は摩擦力を利用している」「天井を傷めにくい構造になっている」など、安心につながる言葉で伝えることが必要でした。

また、ただ説明するだけではなく、実際に使ってみてもらうことも大切です。家族や利用者の方が「実際に動かしてみると、こんなに楽になるのか」と感じると、納得感が大きく変わります。

福祉用具は、使い方に慣れると生活がかなり楽になる一方で、最初の不安が大きいので、体験と説明の両方が必要だと実感しました。

新人としての苦戦ポイント

専門用語が多すぎて最初は混乱した

福祉用具業界には、さまざまな専門用語があり、最初はかなり苦戦しました。

介護士の経験があり、「患側」「健側」「ADL」などの介護用語はある程度理解していました。

ただ、福祉用具はそれ以上に用語が多いです。車椅子ひとつでも、肘掛け、アームサポート、足置き、フットレスト、グリップ、ティッピングレバーなど、メーカーごとに呼び方が違うことがあり、介護士時代には触れなかった用語が多く戸惑いました。

また、実際に使う用具にはサイズや規格があり、モーター数やマットレスの幅、車輪の構造など、カタログだけではイメージしにくい要素が多かったです。知識として覚える量が膨大で、最初の3か月は「何がわかっていて、何がわかっていないのか」自分でも把握しにくい状態でした。

実務と制度の両方を理解する難しさ

さらに、単に用具の知識があればよいわけではありません。介護保険制度の仕組みや申請方法、支払いの流れ、自治体ごとの違いも理解しておく必要があります。

代表的な例として、レンタルと購入の線引きがあります。介護保険の福祉用具貸与と特定福祉用具販売では、対象が異なるだけでなく、支給限度額や自己負担の考え方も変わります。

また、要介護度によって対象外になったり、一部の福祉用具(多点杖や固定用スロープなど)ではレンタルも購入もできる選択制がある用具もあります。

さらに、介護保険の申請方法は自治体によって扱いが変わります。主に「償還払い(自分で全額を支払い、あとから払い戻しを受ける方法)」「受領委任払い(自己負担分だけをその場で支払う方法)」「給付券」など支払いの方法が複数あり、最初はその違いがかなり分かりにくかったです。

最初のころは、書類の流れや申請の細かい作業が多く、頭の中で整理しきれず、何度も確認しながら進めていました。

ミライ
ミライ

書類や申請の流れって、実際にやってみるとめちゃくちゃ大変だよね。営業未経験だと、ビジネスマナーや集金の場面でも戸惑うことが多かったんじゃない?

ススム
ススム

そうだね。最初は「何を言えばいいか」もわからなくて、ちょっとした場面で頭が真っ白になることがあった。でも、先輩の動きを見ながら、ひとつずつ慣れていったよ。

3か月後に感じたこと

やりがいと成長を感じる福祉用具専門相談員のイラスト

仕事の面白さと、やりがい

3か月ほど経ちましたが、まだ独り立ちはできていません。ただ、最初は大変だと感じていたことの中にも、仕事の視野が広がり、面白さを感じ始めています。

ご利用者から「少しでも生活しやすくなった」「動きやすくなった」と、ご家族と一緒に感謝の言葉をいただいたときに、達成感を感じました。

福祉用具の良いところは、人から直接感謝されることが多い点です。感謝されることがそのまま自分のスキル向上の実感につながる、貴重な機会だと思います。

この仕事に向いている人の特徴

福祉用具専門相談員には、真面目に誠実に対応できる人が向いている仕事だと思います。

福祉用具専門相談員は、ケアマネジャーとご利用者との信頼関係が新しい案件(売り上げ)につながる仕事です。トーク術、書類作成、ビジネススキルは確かに必要な能力です。

ですがこの仕事の根本は、相手に寄り添い、分からないことをごまかさず誠実に対応することで、ケアマネジャーやご利用者から信頼を得て、次の仕事につなげることだと感じています。

向いている人・向いていない人を、法律で決まった仕事の中身と厚生労働省のデータからくわしく整理した記事も書きました。「福祉用具専門相談員に向いている人・向いていない人」もあわせて読んでみてください。

これから目指す人へ

知識は現場を経験して初めて発揮される

福祉用具専門相談員は、福祉用具や介護保険、介護知識が幅広く必要な仕事です。ですが、知識は現場での経験を重ねて初めて活かせるものだと思っています。

知識といえば、福祉用具専門相談員の資格取得です。指定講習を受けて資格を取得し相談員として働くのが基本ですが、私の場合は介護福祉士の資格を持っていたため、講習の受講が免除され相談員として働いています。

結果として現場知識は多少ありましたが、福祉用具や介護保険については一から勉強しながら、実務の現場を体験しました。

私も「カタログの用具の名前を全部覚えよう」と思っていましたが、現場では用具の名前が分かっても「で、この用具はなんでこのご利用者に選定したの?」と聞かれると答えられませんでした。知識だけ覚えても、現場の場数を踏まないと結局は活かせないと実感しました。

用具の選定だけでなく、サービス計画書の作成や申請方法なども実際に作成し、「なぜそれが必要なのか」という根本を理解することで、何のためにその用具を選んだのか、なぜ契約するのかを少しずつ理解できるようになりました。

毎日何時間も勉強しないといけないと思う必要はなく、現場を経験しながら、日々の振り返りと知識を噛み合わせていくことで、福祉用具専門相談員として着実に成長していけます。

福祉用具専門相談員の資格取得や転職を考えている方は、こちらもあわせてチェックしてみてください。

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まとめ

・福祉用具専門相談員は、商品を紹介するだけでなく、利用者の生活の安全と安心、家族の負担を支える仕事
・最初の3か月は知識量と業務の幅に圧倒されるが、少しずつ現場の流れが見えてくる
・専門用語を暗記することより、相手の生活に寄り添い誠実に対応する姿勢が信頼につながる

この記事が、福祉用具専門相談員に興味を持っている人の一歩になればうれしいです。まずは資格のことや、現場での仕事のリアルを知るところから始めて、少しずつ自分の可能性を広げていきましょう。

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本記事は現場での経験や公的資料をもとに作成していますが、内容は個人の見解であり、効果・効能を保証するものではありません。医療的なご判断が必要な場合は、必ず専門職にご相談ください。なお、本記事はAIで下書きを作成したうえで、運営者が加筆・確認しています。

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